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移住体験談

就職先は農業法人#1 農業高校での学びを生かしてみかんを育て、御浜町での暮らしを楽しむ。兵庫県から新卒Iターン移住した淵上さんの移住ストーリー

2023/12/1

三重県南部、人口約8,000人の小さな町・御浜町にあるかきうち農園では、社員6人、パート4人の計10人が美味しいみかん作りに精を出す。社員はほとんどが地域外からの若者で、平均年齢は24.5歳。新卒で就職し、日々奮闘する淵上紗希(ふちがみ・さき)さんにお話を聞いた。

 

 

 

ー 農業高校での学びを活かして就職

 

 

淵上さんは、兵庫県西宮市出身の20歳。就職のために御浜町へ移住し、4月で3年目を迎える。

 

 

高校受験の際「とにかく勉強したくない(笑)!実習が多いのが良い」という理由で農業高校の果樹専攻に進んだ淵上さん。年間を通して様々な種類の果樹を世話するカリキュラムがあり、その中でみかん栽培も学んだが、カメムシが大量発生して収穫できない年があった。「先生も『こんなん初めてだ。何だ?何だ?』って感じで。そういう事があるというのが面白いと思って、?みかん、やってみたい”と思ったんです。そして、「農業高校で学んだことを活かしたい」とみかんに的を絞って就職先を探した。

 

ちょうどコロナ禍の影響で全体的に就職の受け入れが少なくなっていたが、ネットや動画で探してかきうち農園を見つけた。

 

下見に訪れてみると、とても広い園地で様々な種類のみかんが栽培されていることに魅了された。

その際、「うちでは色んなことをやってもらいます。畑に出てみかんを作るだけじゃなく、海外へみかんを売りに行ってもらうこともある。過去に1人で行ってもらった人もいるよ」と社長から話を聞いた。

 

さらに機械化やICTを活用した見える化などをどんどん進めていると聞き、みかんを育てることだけに視点を置いて就職活動していたが、“その先”が示されたことでかきうち農園を希望する決め手となった。

 

 

 

 

「1年目は初めてのことだらけで、言われるがままに作業して何がなんだかという感じでした」と振り返る。2年目は「去年もやったな」という作業は自分なりに考えて取り組んでいるが、「毎回、もうちょっとこうすれば良かったということが出てきて。やっぱり難しいなと思うことが多いです。まだまだ全然です」と話す。    

 

夏の間、汗だくになりながら世話した畑に収穫期が近づくと、みかんが色づいて美味しそうになってくる。「美しく美味しいみかんが出来ると最高にやりがいを感じます。『次も頑張ってみかん作るぞ!』という気持ちが湧いてきますね。今は楽しく仕事ができているので、もっとレベルアップしながら続けていきたいです」と現在の充実ぶりを語った。

 

私生活では一人暮らし。毎日朝からお弁当を準備して、8時から17時過ぎまで仕事。残業がなければ7時頃には家に帰り夕飯・お風呂と、あっという間に寝る時間。休みの日に1週間分のお弁当のおかずを作り置くなど、時短家事も頑張っている。

 

御浜町に来てびっくりしたのは”電車”と言ったら「“汽車”だよ。電車じゃないよ」と訂正されたこと。また、帰省のために乗車した時、車掌さんが切符を回収したりして「スゴイ。逆に新しい!」と、都会育ちの彼女には新鮮に映った。

 

 

 

田舎の不便さなどはそんなに感じていない。目下の御浜暮らしにおける目標は、みんなに「ヘタだね」と言われる車の運転の上達だ。

 

渕上さんの勤めるかきうち農園では、積極的にIターン・Uターン人材を採用している。高校生の新卒者には両親や学校の先生とともに職員の人柄や職場の雰囲気など見てもらって、周りの人々にも安心してもらうよう心掛けている。

 

 

 

 

そして、淵上さんは安心してチャレンジできる環境を得て、どんどん学びを吸収している。

 

 

>>淵上さんの就農移住ストーリー、続きはこちらから<<

 

(2022年11月 取材)

住所

三重県御浜町
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