北井 弘さん
2016/6/2
Q:移住のきっかけは?
A:大学卒業後、東京で働いていた時期に「田舎暮らしがしたい」と思い、相談を持ちかけたのがご実家が現在の大家さんである、大学時代の先輩でした。
少し前までご家族が住まれていたものの、空家状態になってしまったため、住みながら維持する方法をちょうど探されていたところでした。
Q:どんなお仕事をされていますか?
A:自治体への取材とライティング、市民向けの研修会講師や講演活動、大学の非常勤講師など、週3、4日は出張、それ以外は自宅のペースで伊賀を拠点に全国各地で仕事をしています。
京都、大阪、名古屋方面それぞれに接続する駅や高速バスの停留所へのアクセスが良いので、移動はほとんど鉄道や高速バスを利用しています。
Q:大変だったことはありましたか?
A:初期に少し困ったのは、移動に車が必須になったことですね。
東京にいた頃にはほとんど必要なかったので、技術的な知識やトラブルへの対処経験が少なくて困りましたが、今は特にありません。
Q:実際、移住してみてどうですか?
A:とても住みやすいです。田舎すぎず、都会化しすぎていないところがちょうどいいですね。
深い山ではないけれど落葉広葉樹を中心とした雑木林があって、日本人が落ち着ける原風景的な里山に近い感じがします。
インターネットもつながりますし、自転車や車で行ける範囲にスーパーやホームセンターがあるので、意外と便利です。
Q:移住後の暮らし方のコツは何ですか?
A:私の場合は、ご近所の方と野菜のやりとりをしたり、草刈りをしてもらったり、道で会えばご挨拶をしたりと基本的なことではありますが、コミュニケーションをとることが大切だと実感しています。
また、初めの挨拶まわりの時、大家さんが一緒に来て私をご近所の方々に紹介してくださったので、とても溶け込みやすかったですね。