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移住体験談

井上 和さん

2013/9/19

★今回紹介する移住者

 お名前:井上 和(イノウエ カズ) さん

 プロフィール:志摩市阿児町在住 東京都出身 畔志賀(アシカ)漁師塾での修業を経て海士(あま)を生業として暮らしている。

 

Q:はじめて志摩市を訪れたときは?

A:とても素晴らしい海でびっくりしました。

  関東では海亀が産卵に来るような綺麗な浜は見たこと無かったですし、高台から海を眺めた時に海の底がはっきり見えたのも驚きました。

  地元の人の気性にも驚かされました。

  海女さんの声の大きさと器の大きさそして頼もしさ正直男に勝ると思いました。

  男より頼もしい。

 

Q:ご家族の(周囲の)反応は?

A:最初三重県志摩市に移住を考えた時には、相談した家族や友人には全員に反対されました。理由は三重県のイメージが良くなかった事と、志摩市をほとんどの人間が知りませんでした。三重県のイメージは台風、工業地帯、公害など漁師じゃ生計が立たないと言う意見でした。

  

Q:志摩市での生活はいかがですか?

A:車さえ有れば買い物や病院なども30分圏内で済みますので思ったより、不便な事はありません。

 

Q:志摩市の魅力は?

A:青い海青い空綺麗な星空自然環境はとても素晴らしいです。

  食で言えば海に行けば新鮮な魚やアワビ、サザエ、伊勢エビ、山に行けば松坂牛に松茸こんなに贅沢で美味しい食材がそろう地域はないと思います。

  僕の住んでいる志島地区ではなんっと言っても人が素晴らしいです。

  近所の方々は高齢者が多いですが、御婆さんは海女さんで爺さんは漁師か船乗りだった方が多く、男性女性共に竹を割った様な性格の方が多く気を使うこともなく付き合いやすいです。引っ越してきてから一人で居る時は家で食事を作ったことが無いぐらい漁師の先輩や修行先の親方近所の方々が面倒を見ていただきました。

  家族以外で見返りを求めない愛を感じたのは初めてでした。

 

Q:志摩市ならではのことって何かありますか?

A:学校の行事などで地域の人達を交えての活動が多い、運動会などは保育園児から小学生、親、御年寄りが参加できるプログラムになっている。

 

Q:移住する際に苦労したことは?

A:僕の場合は、塾長の城山さんが借家を用意してくれて、引っ越しの際も漁師の先輩と漁協の方々が手伝ってくれたので特に有りませんでした。

 

Q:志摩市への移住を考えている人に一言

A:環境は申し分有りませんが一番大事なのは人付き合いです。

  • 井上 和さん_写真1

    10月からの伊勢海老漁の風景です。

    一人でリモコンを使い船を操船して網をかけてます。

  • 井上 和さん_写真2

    海女漁の出漁風景です。

    海から砂浜を含めた志島の風景が好きです。手前の海女さんは僕が移住した当時80歳でした。

住所

志摩市阿児町

移住年月

平成23年6月
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