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移住体験談

みかん農家を目指して!兵庫県から移住し農家を目指す30代女性の本音。ゼロから新規就農に挑戦中

2024/2/8

三重県南部、人口約8,000人の小さな町、御浜町は「年中みかんのとれるまち」として知られている。

本州最南端に近く、温暖多雨な気候と柑橘栽培に適した礫質(れきしつ)の土壌を活かし、年間を通して様々な種類の柑橘栽培が盛んな町だ。

 

 

近年、御浜町は「持続可能なみかんの産地」を目指し、日本中からみかん農家の担い手を受け入れている。そんな御浜町に惹かれ、新規就農を決意し、農業法人で研修1年目の移住者に話を聞いた。

 

 

 

 

突然やってきた人生の分岐点

 

彼女の人生の分岐点は、前兆もなく、突然目の前にやって来た。

 

兵庫県丹波篠山市出身の34歳、宮部真衣(みやべまい)さん。

 

みかん農家になることを目指して、2023年3月に兵庫県から三重県御浜町に移住。

 

4月から始まった研修が約半年経過した彼女に、話を聞いた。

 

 

「突然やってきたコロナ禍が、これからの人生を考えるキッカケでした。」

 

以前は兵庫県でアクセサリーの販売をしていたという宮部さん。

 

 

「自分の力で稼ぐことができるのは何だろう?」と考えていた時に目に留まったのが “農業” だった。

 

 

 

 

「農業だと定年は関係なく、元気な体さえあれば、60歳はもちろん70歳まで仕事ができるのを魅力に感じました」

 

宮部さんが研修を受けているのは、御浜町の農業法人「株式会社オレンジアグリ」。

 

 

JAの子会社である同法人では、役場の農林水産課とも連携して、新規就農希望者を研修生として受け入れ、農家として独立開業するために必要な栽培技術などを実践的に教えてくれる。

 

オレンジアグリには、長年産地を見てきた専門家の師匠がいる

 

 

農業の中でも、何を作るのか?

 

「私はみかんが好きで、柑橘栽培のできる所を地元で探したのですが、見つからなくて。」

 

地元ではぶどう栽培のできる環境があり、最初はぶどう栽培の体験を半年程したという。

 

ところが、

 

「ぶどうは棚で栽培するのですが、棚だと上を向いての作業になるので、首に負担がかかり体力的に難しいかな、と。それと『初期投資が思ったより必要』なことが分かって…」

 

農業を考え出した頃を振り返る

 

 

新規就農された先輩に話を伺うと、最初から何を作るのかを決めている人を除けば、どの作物を作るのか、理由はシンプルなものだ。

 

「自分が好きなもの、流行っているもの、儲かりそうなもの。」

 

農業を “長くできる仕事” だと捉え、それならば、“自分の好きなもの” を仕事にしてみようと考える人が多い印象。

 

そして、農業を始める際にもう一つ重要な点が “初期投資” にどれ位かかるのかという点。

 

ある程度の貯蓄がある人達以外は、特に若者にとっては、大きな初期投資が必要な作物には手を出したくても出せない事情が見え隠れする。

 

 

そんな様々な事情で、宮部さんは地元での就農は諦めシフト変更。地元以外で柑橘栽培のできる場所を探し始めた。

 

兵庫県の内海と違って、遠くに何もない大きな海と空を堪能できる 

 

 

「色々な場所と言う程でもないですが、兵庫の人からしたらみかんで有名な産地、例えば和歌山県、愛媛県は見てきました」という彼女。

 

 

 

どうして、紀伊半島の反対側、三重県御浜町でみかん農家になることを最終的に選んだのだろうか。

 

(2023年10月 取材)

 

 

 

>>宮部さんの就農ストーリー、続きはこちらから<<

 

 

住所

三重県御浜町

移住年月

2023年3月
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