移住体験談
伊賀市
徳永さんファミリー 龍雄さん 紀江さん
2019/2/12
■居心地がよく生きている実感がします
Q:伊賀市を選んだ理由は?
A:震災を機に、関東での生活に不安を覚えたことと、今では完治したのですが、子どもの病気が重なり環境を変えるため、移住を検討しはじめました。
伊賀市の空き家バンクで見つけた、築百数十年の蔵付きの古民家に一目ぼれし、直感的に「この家しか住みたくない」と思いました。下水道が完備されていたのも好印象でした。
豊かな自然と交通アクセスの良さ、地元の食材を使った安全・安心な学校給食、水がとてもおいしかったことも決め手となりました。
Q:暮らしてみてどうですか?
A:保育所や学校も近く、大型スーパーや総合病院もあり、不便さはほとんど感じません。市内の配送関係の会社に再就職したのですが、交通渋滞が少ないのもうれしいです。
子どもたちは、以前より少人数の保育所や学校の中で、のびのびと育っています。
また、生活圏として伊賀盆地の中で日常が完結できる、そんな地域のスケール感も、自分たちにはちょうどいいと感じています。都会では人が多く、埋もれていた自分の存在が明確になった気がしますね。
Q:新たな仲間と集まる機会が増えているそうですね
A:子どもの学校や自治会の行事は以前よりも増えました。でも、夫婦で手分けしながら積極的に参加することで子育て世代の仲間とも親しくなり、地域に早くとけ込むことができました。子どもたちも地域行事をとおしてコミュニケーション能力が身に付いていくのを感じます。
また、市主催の移住者交流会に参加し、生活の困りごとや解決策、伊賀暮らしの楽しみ方などの情報交換をしています。新たな仲間とは、地域イベントに参加したり、おすすめの店を訪問したりと、伊賀の魅力を楽しんでいます。移住者同士のヨコのつながりができると心強いですね。
DIY改修した自宅には、地域の人や移住者仲間が気軽に遊びに来てくれます。会話がはずみ、夕食を共にして、そのまま泊まっていく人もいるんですよ。
■移住したからこそ見えてきた夫婦の夢
ここでの暮らしに慣れようとする中で、豊かな自然、文化、食、交通アクセスの良さなど、地域を楽しむための素材がたくさんあることを発見しました。また、地域の人たちとのコミュニケーションが暮らしやすさにつながっていると感じています。ただ、自分たちの暮らす地域がつまらないと感じている人もいるようで、地域の良さや可能性に気付いてないことにもったいない気がしています。
子育て仲間とは、「子どもたちに幸せな未来の話ができるまちであってほしい」と話しています。
自分たちなりに素直に「いいな」って感じるコトを発信していこうと思い、地域の楽しみ方を友人や移住者仲間、地元の人にも伝えることを少しずつはじめています。
今は子育てが優先ですが、将来的には自宅の一角をゲストハウスやギャラリーカフェなどの「人が集う場」にできればと思っています。地域の一員としての実感と、地域への愛着が芽生えてきたからこそ、そんな夢がふくらんできました。
住所 |
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伊賀市柘植町 |
移住年月 |
2017年1月 |