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登録タグ:サポーターズスクエア事業 , オンライン記事アクション

<多気町丹生>オンライン記事アクション「農村暮らしでできること」(Vol.2 )

2021/1/9

首都圏在住の三重県との関わりを持ちたい方で構成された『東京スクエア』 メンバーと、三重県在住の先輩移住者や地域で活動する人たちで構成された『三重スクエア』メンバーとの交流と関係づくりを目的とした、三重暮らし魅力発信サポーターズスクエア事業。

 三重県への移住を考えている人だけでなく、三重県との関わりを持ちたい方、「東京スクエア」に加わりませんか?

 興味がある方は「ええとこやんか三重 移住相談センター」にご連らください!

 

 さて今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響から東京スクエアと三重スクエアが直接会って交流を深めることはできませんでしたが、オンラインを活用して地域の方と交流し、その魅力を記事にする「ローカル記事アクション」を実施しました。

「ローカル記事アクション」の舞台は、三重県のほぼ中央部に位置する内陸の農村である多気町丹生(にう)地区。古くから寺院の門前町として、また街道沿いの宿場町として栄えてきました。今でも古い屋敷や昔ながら田園風景が残っています。

 今、この地域には都市部から移住者が増えており、古民家を活用したお店の経営など新しい風が吹き始めています。

 このイベントの参加者は、現在の仕事や住まい、経歴も様々。

 

三重県に住んでいないからこそ見つけた多気町丹生の魅力をぜひ感じてみてください。

 

タイトル「農村暮らしで出来る事」(Vol.2)

  「豊かな農村を残したい」丹生で「まめや」という地元のおかあさんたちのレストランを経営されている北川さんの言葉。最初は「当たり前」のものに人気が出るなんて地元の方は思ってなかったようです。しかし予想に反しての大人気。見れば地元多気町の地元野菜を扱ったお惣菜の数々。名産の伊勢芋もありこれは人気が出るのも当然です。

 

「小豆が届いたのでぜんざいはじめます」という張り紙やお惣菜の多さにほっと安心を感じるのは私だけではないはずです。地元の方が生産し地元で消費する。当たり前だけれども今ではすっかり当たり前ではなく、田舎の農村部でも今や大型スーパーで遠方の農産物を買う時代。どんな方が作られたものかは、口に入るものだからこそやっぱり大事にしたいことの一つです。

 

 まめやの北川さんが「地元のお婆ちゃん達のお料理は美味しくて学ぶ事が沢山あった」とおっしゃっていた事。家族に美味しい物を食べさせようという思いで毎日工夫してきたご飯。ほんの少しの事で味が全然変わる事。名店のレシピで作っても味は同じに決してならないのと同じで、お料理はレシピだけが一番大事なのではなく、こんな「隠れた名人」の技がとても大事なのだと改めて感じました。ちょっとした火の入れ方通し方、切り方混ぜ方などなどこれも当たり前の事ですね。少し前には家庭で当たり前に見て覚えていた事。これも受け継いでいかないととても勿体ない。

お金で買えない大切な何か。まめやさんの存在は単に食事や農産物の提供だけでなく、沢山の大切な宝物の伝承も担っていると思います。

  

 丹生の町を神宮寺から案内してくださった中西さん。古民家の並ぶ街並みと夕焼けに懐かしさとちょっと涙が出るような気持ちが沸き上がってきました。あまり広くない道路も散策するにはちょうど良いですね。主要な幹線道路以外の場所では車ばかりが優先すると安心して街歩きが出来ません。行きたい場所にいきにくく個人的には好きではありません。見えているのに対岸には渡れない。散策に合うのは車優先ではなく、人に優先した町の作りが合います。程よい広さ。

 

 丹生は昔宿場町であり水銀の採掘でにぎわった場所。中西さんのお話によると昔は水が乏しく約30㎞離れた場所から私財を投じて水を引いて地域貢献していた方がいたり、水銀で溜めた財で商売をした方も多く、私財を自分でため込むよりも地域の為に使う、循環させていたとの事。これもまた丹生の気質、人柄を表しているようなお話でした。ここでも昔の当たり前の日本が残っている気がします。ちなみに水路は今では火事が起こった時の地域防火用に使われているそうです。

  丹生の町を少しだけめぐってお話を聞いて感じたこと。それは皆さんが自分の住んでいる地域に誇りを持っていらっしゃるという事。日本各地には都会暮らしから見れば、都会にはない羨ましいほどの豊かさに溢れていると思うのです。しかし残念な事にご先祖様から受け継いだ土地と仕事に誇りをもっている地域は少ないように思います。何度も言われることは「こんな所には何もない」「こんな何もない地域はだめだ」沢山あるのに見えないのです。住民が豊かさを感じていなければ豊かにならないし、逆になくしていく事が豊かさだと思っているのではないかと感じることが多々ありました。

そのような事が多い中、丹生の在り方はとても新鮮でした。自分たちで守りたいものを守っていく。それを行動に移し実績を作っていく。気持ち良いです。誰かのお仕着せではないそこに住む方々の心意気を感じました。

  オンラインで廻ってみて。都会暮らしでお金で必要なものを変えていく生活ではなく、都会にないものや経験が楽しい人には農村暮らしは更に充実していくのではと思います。中西さんの言葉で「移住してきた人たちに感謝している」とありました。都会では大多数の中のただの「ひとり」ですが農村だともっと存在の大きな「ひとり」になるのだなと。まさしく住んでいる人たちが自分たちで町を作る。そんな素敵な町の在り方を見させていただきました。

 

開催場所

お問い合せ先
(運営組織)

ええとこやんか三重 移住相談センター

TEL 080-9512-5093

Mail mie@furusatokaiki.net

 

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