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登録タグ:サポーターズスクエア事業 , オンライン記事アクション

<多気町丹生>オンライン記事アクション「地元の子どもが生産者?!多気町にある素敵な農村レストランのお話」(Vol.1)

2021/1/8

首都圏在住の三重県との関わりを持ちたい方で構成された『東京スクエア』 メンバーと、三重県在住の先輩移住者や地域で活動する人たちで構成された『三重スクエア』メンバーとの交流と関係づくりを目的とした、三重暮らし魅力発信サポーターズスクエア事業。

 三重県への移住を考えている人だけでなく、三重県との関わりを持ちたい方、「東京スクエア」に加わりませんか?

 興味がある方は「ええとこやんか三重 移住相談センター」にご連絡ください!

 

 さて今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響から東京スクエアと三重スクエアが直接会って交流を深めることはできませんでしたが、オンラインを活用して地域の方と交流し、その魅力を記事にする「ローカル記事アクション」を実施しました。

「ローカル記事アクション」の舞台は、三重県のほぼ中央部に位置する内陸の農村である多気町丹生(にう)地区。古くから寺院の門前町として、また街道沿いの宿場町として栄えてきました。今でも古い屋敷や昔ながら田園風景が残っています。

 今、この地域には都市部から移住者が増えており、古民家を活用したお店の経営など新しい風が吹き始めています。

 

このイベントに参加者は、現在の仕事や住まい、経歴も様々。

三重県に住んでいないからこそ見つけた多気町丹生の魅力をぜひ感じてみてください。


タイトル:「地元の子どもが生産者?!多気町にある素敵な農村レストランのお話」

はじめまして、おくだんごむしと申します。

現在、東京の会社で働きつつ、将来的には三重に戻りたいと思っている若者です。

この度、色々な縁あってオンライン取材なるものを行ったので、その旨を記します。

 えーとですね、そもそも皆さん、オンライン取材ってなんやねんって思ってませんか?

大丈夫です、僕も思ってますのでご安心ください。笑

これは、現地の協力者がzoomを繋いだパソコンを持ち、動きながら、現地の人にインタビューするという、アナログとデジタルを組み合わせた画期的取材方法らしいです!知らんけど。

こんな感じ

今回お邪魔したのは、多気町の丹生という地域。

昔から水銀が取れたことで外との交流が盛んだったらしく、今でもその文化のままに移住者の方が増えてきているそうです。

今回はその中でも「まめや」さんというお店が特に印象的だったので、記事にさせていただきます。

(他のところについては他の記者の方に任せます!みんな被ってたら、それは運営のとりまとめミスということで責任転嫁しますね。笑)

まめやさんは地元の農家さんらが35名程で出資して出来た会社で、地元の食材を使用したレストランを運営されています。肉魚なしで大豆がたんぱく源という、まさに日本の農家の文化を体験できるというお店。

超ヘルシーなので、僕みたいな若者はまだいいか…と思っていたのですが、料理を見て考えは一変。

一押しのみそ田楽。香りまで伝わってきます…

シンプルに美味しそうだったので、是非一度訪れたくなりました!

まめやさんはレストランの食事ももちろん素敵なのですが、僕はレストランを運営する想いが素敵だと思いました。

 それは、「地元の農家文化を後世に残したい」というもの。

代表の北川さんは元々漬物や花のボランティアをされていたのですが、新しい人が誰も参加してこない問題に直面し、そんな時に横を見れば農業も同様の問題を抱えていることに気づき、まめやを始めたそうです。

「子どもの頃、桜が咲くとお爺ちゃんがみそ田楽を焼いてくれて、モクモクモクモクと煙が上がって、自分たちのが出来るのを待ってますやんか。今思うと贅沢な時間だったと感じますし、遠いところからわざわざ来てくれたお客さんにも丹生らしさを感じてほしくて」

若かりし頃を思い出しながら語ってくれはる北川さん。しかし、始めたては地元の人から「誰が来るんや」と呆れられていたそうです。それでも、少しずつ車がいっぱい入ってくる様子を見て、地元の人も応援してくれるようになったとか。

「普段その辺に生えてる草のような、地元の何気ない日常も遠くの人からすると貴重なものだと地元の人が気づけたのがよかったですね。」

そんな北川さん、農家文化の継承のために別に面白い取り組みもされてはります。それは近所の子どもたちが持ってきた野草を買い取るというもの。元々は地元の小学校にまめやのキャラをつくってほしいとおからを餌に募集をかけたところがきっかけ。

「子どもたちの発想がいかに自由で真っ白か、びっくりしましたね。」

そんな純粋な子どもたちの心に故郷を焼き付けたいと、近所に生えているつくしを100g100円で買うようにしたそうです。

ただ、この買取システムにはある工夫が仕掛けられていました。

それは、はかまどり(つくしの下ごしらえ)をしたものしか買い取らないというもの。飽き性な子どもたちは自然と家族全員に手伝ってもらいながら、はかまどりを行います。そうやって、自然と家族の中で農業文化の継承が行われるようになるのが、このシステムの凄いところ。

子どもたちがまめやにつくしを持ってくると、お客さんにもその光景を見てもらいます。

「わーすごいですねー」と驚くお客さんの反応を見て、自然とふきやよもぎといった指定されていない野草も持ってくるようになったとか。笑

「大人になると子どもたちはきっと丹生を飛び出す。その時は、色々辛い思いもすると思うけど、地元のほんわかした温かみを持っていると、きっと強く生きてくれると願ってます。それで一人くらい戻ってきてくれると嬉しいんやけどね(笑)」

無意識のうちに地元や農業のことを好きになる丹生の子どもたち、こんな教育を他の場所でも出来たら、もっといい社会になるよなー、と画面越しの北川さんの笑顔を見ながら振り返るのでした。


 

開催場所

お問い合せ先
(運営組織)

 

三重県庁地域連携部地域支援課

 

TEL 059224-2420

 

Mail chiiki@pref.mie.lg.jp

 

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